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  • 執筆者の写真ono chizuru

ミョウガと私


4年前、

仕事もプライベートも

急に独立することになったとき


この先のことが不安で

未来が見えなくて


お金が減るのが怖くて

水も買えませんでした。


友人が遊びに来たとき

水道水を沸かして

紅茶を出したことがあって


沸かすんだし、いいでしょ

って思っていたけど


後から思えば

みんなちょっと嫌だったかな?って


4年経った今も

少し心に残っています。



水以上に買えなかったものが、


ミョウガでした。






すごくすごく

好きなんだけど


それこそ

ミョウガなんて


食べたって

お腹いっぱいにならないし

なくてもさほど困りはしない。


だから

私にとっては


3つで228円もするあの子は、


贅沢品で手が伸びませんでした。



ですが


未来にどんな自分になっているかなって

考えたときに


ミョウガを買うかどうかなんて

悩んでるわけがないなーって思って。


そう考えたら


既に今からその行動をとってしまった方が

良いのではと感じて


迷わずミョウガを買うようになりました。


そして

ミョウガの値段を気にせず

買い物カゴに入れてる自分が


ちょっと好きなんです。





そんなふうに


自分で自分をご機嫌にする。


そこから始めないと

人のことを幸せになんてできないよなって


思ってます。




そして


未来の

“決めた自分”に戻っていく感覚で



日々の小さな選択をしています。




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