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  • 執筆者の写真ono chizuru

新入社員から学んだ『WILL CAN MUST』



春、新社会人たちがたくさん生まれる季節です。


本来ならば新入社員研修で大忙しな

私たちの業界ですが

今年はのんびり過ごす日が多く、

研鑽の日々となりました。


ですが

こんなご時世ですが

お仕事柄どうしてもテレワークなどには

切り替えられず、

新入社員にもすぐに

第一線で働いてもらわなきゃならないために

ものすごく ものすごく3密には気をつけて

研修を開催することも

無きにしも非ずで。


今回はその時の研修内容と

受講生たちの様子から

気付いた点があったので

それを書き留めたいと思います。


それが

『WILL CAN MUST』



WILL CAN MUST の三つの輪(下図)は

よく自己分析でも使われているものですが


WILL :やりたいこと

CAN :できること

MUST:やらなくてはならないこと


この3つの重なる部分が

あなたのコアとなる

というようなことで

こんな図が使われます↓

























けどこれって

実はなかなかに難しく

その中心を言い当てるのは

至難の技です。


なのでまずは

こんな図の方がいいのではないかと

思うのです。↓

特に新入社員には。



























自分にとっての北極星として

WILLを掲げ、


でもまずは

MUST:やらなければならないこと

を積み重ねる。

なんでやるのか、

道に迷わないように北極星を見つめながら。


そして

CAN:できること

を増やしていく。


MUSTとCANを積み重ねて

円を大きくした先に


WILLへの到達があって


CORE=

自分だからできることで

自分のやりたいことで

人のお役にも立てること


へと続くのかな。と。




最近、若い社員の離職率が高く

多くの会社が頭を悩ませています。


もちろん

やりたいことが見つかって

それへの方向転換なら

すぐにでもやるべきだと思います。が


これまで

私が会社をやっていた中で

若手社員のやめる理由は

そういうことではなく、


MUSTを積み上げることが大変で

WILLもCANもないまま

俺はこんなもんじゃない。という思いだけで

逃げていく。


そんな感じがしました。


その先に本当に

やりがいや生き甲斐となるような

仕事を見つけられている人は

辞めて本当に良かったね!!と

思えますが


次の会社もまたすぐ辞めたという

風の噂を聞くことも多かったのが

残念でなりませんでした。


やるも辞めるも本人の自由ではありますが


でもあの時

上司であった私が


いま気づいたこう言った話を

早い段階で伝えられていたら

もっと彼も考えて動くことができたのかな

と内省。


そんなことを考えながら

色々調べていたら

ドラッカーも

組織として成果を上げるために


MUST→CAN→WILL


の順を提唱していると知り

さらにこの考え方に納得したのでした。


石の上にも3年っていう言葉もありますしね。

(今の時代に3年がいいのかどうかの議論は

置いておいて)


ですので

新入社員の皆様には

まずは自分のMUSTを、

たくさんクリアしていくことを

大いに期待するのです。


入社していきなりリモートだと

余計に難しいかと思いますが



それでも

「いま自分がすべきことは何か」

「いま自分にできることは何か」


を早速真剣に考える

良い機会なのではないかと思います。


私自身も

新たな挑戦に向けて進んでいる最中。


急になんでもできるようになる、

なんてことはないので


やるべきこと

私のMUSTを、


一歩一歩確実に積み上げていきたいと

思っている次第です。





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