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  • 執筆者の写真ono chizuru

「協力会社」という言葉の芯にあるもの


先日、クライアント先での未来会議の中で

こんな会話がありました。


元請け会社から自分たちのことを呼ばれる時


「パートナー」と呼ばれる時と

「協力会社」と呼ばれる時がある。


パートナーと呼ばれると

対等に(大切に)扱われている気がするし、

協力会社と呼ばれると

作業員の1人としてしか見られていない気がする


その一言で、相手の思考が分かる。

というものでした。




その通りだなと思います。


言葉は思考の1番外側にあるもの。


ということは、どんな言葉を扱うかで

その人の考え方や

根っこにあるものが

伝わってくるのです。


逆にいうと

その言葉を使い続けていることで

思考もそのようになっていきます。

















会社でみんなが扱っている言葉を

「コーポレートトーク」といいます。


会議、休憩室、タバコを吸いながら。。


いろんなところで、

社員さんたちがどんな言葉を

つかっているか。


その言葉が

思考を作っていきます。




Aという商品があったとして

それを「好き」という人の中に入っていると

その商品を自分も好きになっていったり


逆に「嫌い」というグループの中に入っていると

自分もその商品を嫌いになるのだそうです。


それぞれのグループ内で発せられる

言葉や空気感が

人の考え方をつくっていくのですね。





私は、実はそれを

20年前にものすごく実感したことがあります。


それはアナウンサー試験を受けていた時のこと。



ある放送局を面接する前に

大学のOBであるその会社の現役社員さんに

お話しを伺う機会がありました。


私はその会社を受けようと思っているのだから

未来を感じる明るい話を期待していたのですが


なんと、会社の文句や

放送局は所詮「斜陽産業だ」という言葉で


この会社の人たちは

こんな風に考えている人が多いのかな


社員さんがどんな言葉を話しているかによって

その会社の状態が伝わってくるな


と思ってしまいました。





自分の発する言葉というのは

周りにも、そしてなにより自分自身に

大きな影響を与えます。



私がサポートしている企業さんには

ぜひ、作りたい未来に向けた言葉を

発して欲しいと切に願いながら

日々向き合っております。


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