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  • 執筆者の写真ono chizuru

ソーシャルディスタンスと接客

先日、携帯ショップに行った時のこと。

若い女性のスタッフさんが

私に気づいて

こちらに来てくださいました。

「あ、来てくれた」と思って

もう一歩私も近寄って行ったら、

そのスタッフさんが

無言でパッと後ろに下がりました。

あ・・・っ

と気づいて、

「ごめんさないね、

 近寄っちゃダメですよね〜」

と言って私も後ろに下がりました。

ソーシャルディスタンスの上で接客される

距離感にまだ慣れない。。。

先日、先輩講師とお話をしていたら

「仕事をする上で

 クッション言葉を使うことが

 これまでよりも多くなった」

とお話しされていて、

なるほど!!と思いました。



クッション言葉というのは

接客満足度を上げるために欠かせない

表現をやわらげる効果のある言葉で、

●依頼する時

「恐れ入りますが」

「お手数をおかけしますが」

「ご面倒ですが」

●尋ねる時

「お差し支えなければ」

「失礼ですが」

「ご迷惑でなければ」

●応じられない時

「申し訳ございませんが」

「あいにくですが」

「折角ですが」

●改善してほしい時

「説明が十分でなかったかもしれませんが」

「言葉が足りなかったかもしれませんが」

●援助を申し出る時

「私に出来ることがあれば」

「もしよろしければ」

「お力になれることがあれば」 などなど。

この言葉が先に入ると

まさにクッション役となり

表現を柔らかくしてくれます。

なるほど。

携帯ショップの店員さんの

「無言の後ずさり」に対して感じた

違和感に似た何か、

欲しかったのは

クッション言葉だったかもしれない。

「いらっしゃいませ。

恐れ入りますが、こちらから失礼致します、

ご用件をお伺いします」

もしもそう言ってくださっていたら

私は最後の一歩を彼女に近づかずに済み、

「あ、ごめんなさいね」とか

ムダに謝らずに済んだかもなー

ニューノーマルに差し掛かった

いまの時代の接客接遇には

そんな一言が

大事になってくるのかもしれないと、

先輩講師の一言と

その直後の自分の実体験から

学んだのでした。

相手のことを

どこまで思いやれるか。

自分にとっても

課題だな。

今日もあなたに

ここちよい風が

ふきますように

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